カテゴリ:田舎暮らしの結家不動産.comスタッフブログ / 投稿日付:2025/09/06 16:06
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今回は興行収入124億円を突破する記録的な大ヒット!2026年初めにアメリカで『Kokuho』として公開されることも決まった
近年の邦画を代表する映画『国宝』のロケ地の一つ、近畿に現存する最古の芝居小屋「出石永楽館」のご紹介です!
明治34年に開館し、歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、但馬の大衆文化の中心として栄えた出石永楽館。
一時閉館されていましたが、復活を望む地元の方々の声で、平成20年の大改修を経て全盛期の大正時代の姿が忠実に復元!
ここ出石の町のランドマークとして時を超えて蘇りました!
間口27.23m、奥行き17.98m、延床面積610.89m、収容人数368名を誇る木造2階建瓦葺きの伝統的な日本建築の外観!
当社が得意とする本格的な古民家!
売り物でないのが残念極まりないです!

芝居小屋らしい広い間口の玄関!
腰壁と同じデザインのしぶき板が印象的です!

時代の流れでデジタルサイネージが普及する中、
相撲の巡業を彷彿させる色とりどりの幟がまた良い感じです!

さすがは大ヒット映画『国宝』のロケ地!
エントランスをくぐると映画館顔負けの大きな宣伝用の看板が目に飛び込みます!

主演の吉沢亮さんをはじめ、映画『国宝』を名作へと導いた役者さんたちの足跡が所狭しと展示されています!

もちろんここ出石永楽館は『国宝』だけではありません!
大衆文化の中心として栄えた当時の名残のポスターが廊下の壁にぎっしりと張り巡らされています!

エントランスから中に入ればご覧の通り、明治大正といった時代を思い起こさせるまさに芝居小屋の名にふさわしい
広い空間がお目見えします!

座布団が所狭しと敷き詰められた平桟敷!
かつては直に座布団を敷いていたことが容易に想像できますね!

見やすいように少し段差のついた西桟敷!
相撲の升席のように仕切られているのが印象的です!

提灯で灯りを取る様子がなんとも風情があって良い感じです!
いかに電気が貴重だったのか、時代を感じさせます!

平桟敷に負けず劣らずの広さの廻り舞台!
2階の楽屋との位置関係が何とも興味深いですね!

緞帳をはじめとする幕の配置が今とほとんど変わらないのが返って面白いです!

舞台の中央でまん丸の円(直径6.6m)を描く回転台!
当時の大工仕事の技術の高さに脱帽です!

そんな舞台の床下、奈落に設置されている廻り舞台装置!
円盤の上にの準備した二場面、三場面の大道具を人力で廻して、舞台上の円盤を回転させ舞台転換に用いたそうです!
モーターや動力がない時代、知恵と工夫、そしてマンパワーで補った人間らしさがうかがえます!

照明を吊り下げる舞台上の横架材が恐らく杉材であろうことが興味深いです!
まさに過去と現在の融合を目の当たりにしているかのようです!

舞台袖には湯殿(お風呂)もあるんです!
浴槽広さに対して洗い場が広いのが何とも面白いですね!

昔懐かしの五右衛門風呂!
私の田舎もかつては五右衛門風呂でした!
蓋を沈めて真ん中でおとなしく湯に浸かる。
不便でしたが、今にして思えばとても貴重な体験でした!

そんな見どころ満載の出石永楽館!
今回の『国宝』のヒットの影響で注目を集めていますが、いつまたかつてのように閉館の憂き目を見ないとも限りません。
文化遺産は一度廃れては元に戻るには並大抵ではありません。
古民家が好きで始めたこの仕事。
古き良き日本の文化遺産がこれからも愛されて、存続していくことを願ってやみません。
今後もこのような映画のロケ地や、色々なコラボ企画で地方が、日本の文化的遺産が守られていくことを望んでいます!
以上、「国宝」のロケ地として再注目!近畿に現存する最古の芝居小屋映画「出石永楽館」のご紹介でした!
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